汚水槽とは
汚水槽って何ですか?
汚水槽とは、便所からの排泄物を含む汚水をいったん貯留する槽のことで、合併槽とは、便所からの排泄物を含む汚水のほか厨房施設、入浴施設などからの雑排水を併せていったん貯留する槽のことです。
汚水槽とは簡単に言いますと、公共下水より低い位置にトイレ等を有している建物の地下に設置されているものです。公共下水より高い位置(地上1階以上)にトイレ等があれば、汚水や雑排水等は、自然放流されます。
公共下水より低い位置にトイレ等があれば、一度汚水等を槽内に貯めてポンプアップして公共下水へ抛れ流するという仕組みです。
使用し続けると、衛生上問題があるので、定期的に清掃しなければいけないということです。
特定建築物内の汚水槽、合併槽、雑排水槽は、厚生労働大臣が定める「空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準」に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他の設備の維持管理に努めなくてはなりません。清掃頻度は6か月に1回以上となります。
第 四 排水に関する設備の維持管理は、次に定める基準に従い行うものとする。
一 排水に関する設備の清掃
1 排水槽内の汚水及び残留物質を排除すること。
2 流入管、排水ポンプ等について、付着した物質を除去すること。
3 排水管、通気管及び阻集器について、内部の異物を除去し、必要に応じ、消毒等を行うこと。
4 清掃によって生じた汚泥等の廃棄物は、関係法令の規定に基づき、適切に処理すること。
二 排水に関する設備の点検及び補修等
1 トラップについて、封水深が適切に保たれていることを定期に確認すること。
2 排水管及び通気管について、損傷、さび、腐食、詰まり及び漏れの有無を定期に点検し、必要に応じ、補修等を行うこと。
3 排水槽及び阻集器について、浮遊物質及び沈殿物質の状況、壁面等の損傷又はき裂、さびの発生の状況及び漏水の有無を定期に点検し、必要に応じ、補修等を行うこと。
4 フロートスイッチ又は電極式制御装置、満減水警報装置、フート弁及び排水ポンプの機能等を定期に点検し、必要に応じ、補修等を行うこと。
特定建築物に限らず、小規模施設にあっても定期清掃が必要なことは言うまでもありません。
汚水槽清掃画像
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