加圧給水ポンプユニットと揚水ポンプの取替工事

設備改修
加圧給水ポンプユニット取替(中)

加圧給水ポンプユニットの必要性

ビル、マンションは公共水道だけでは、上階側で水圧、水量が足らなくなるため、貯水槽等の貯水設備を設置します。消防用水も飲料水の貯水槽と併用していた時代もありました。

現在は衛生面の問題で飲料水と消火水槽に分けないといけなくなりました。

上階への飲料水は、貯水槽から高置水槽に揚水するタイプと各室にダイレクトに送水するタイプに二分されます。

最近の建物は高置水槽がなくなってきて、尚且つ、受水槽もなくなりつつあります。

そのため、遊離残留塩素を水道管末端まで行き届けさせるのにも有効です(消毒効果があるため)。

下記の写真がダイレクトに送水する加圧給水ユニットです。1年365日起動停止を繰り返している重労働な機械です。

使用頻度が高い消耗品ですのでどこのメーカーも取り替えは5年間が推奨ですが、故障してから取り替えが一般的ですし当前のことと言えます。

1機が故障してももう1機が予備で動きますから余裕があります。交互に運転させることで寿命を延ばせるため、通常、給水ポンプは2機付いています。取り替えて間もないときは、パーツだけ取り替えることもあります。

給水ポンプの故障原因

給水ポンプの故障原因は、経年劣化でベアリングが焼き付き、コイル配線が絶縁不良を起こして過電流になり、漏電ブレーカを落とすこととなります。

「ベアリングだけ変えればいいのでは?」というのは素人考えで、絶縁不良を起こすと過電流になり、間違えると火災が発生するからです。漏電ブレーカがなければ、火災が発生するに違いありません。

単相100Vの加圧給水ポンプユニットもありますが、ほとんどは動力なので三相200Vです。三相200Vは同じ出力でも電流値が下がります。

電気料金も単相100Vのように従量課金でなく定額料金ですから、安く済むのです。それと三相のメリットは機器をコンパクトに出来ます。他にモーターを正回転にしたり、逆回転もできます。

加圧給水ポンプユニットの取替工事画像

給水ポンプ等取替工事画像

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